R-103 Delphinus3/デルフィナス#3
ニューコムのRナンバーは各種の先端技術を取り込んだ次世代型軍用機の総称である。制空戦闘機として開発されたR-101〜103には超軽量複合材料や、機体表面の層流制御を積極的に用いた空力設計などが導入されており、主に用途の違いによって異なるニッチを狙っている。R-101は軽量戦闘機の流れを汲むコンパクト・高出力の格闘戦闘機であり、同時に戦術攻撃をも可能とする多目的戦闘能力を持つ。R-102は格闘戦能力を高める為に機体を徹底的に軽量化すると同時に、従来型のエンジンを単発装備とすることでコストの低下を実現した。
R-103は当初より多目的戦闘機として設計され、航続性能はR-101の180%以上、ペイロードも同じく200%が条件とされ、加えて同程度の格闘戦闘能力を保持し、制空・防空能力も有すること、可能な限り構造・部品をR-101と共用することなども要求されている。機体構造はR-101と共通する部分が多いが、エンジン推力の向上・ペイロードの増大と機体重量そのものの増加などがある為、各部で構造材の変更・合理化と補強が行われている。
主翼面積は増積されているが(搭載量拡大のため)それ以前に空力設計自体も改められており、R-101とは異なりスリーサーフェス制御も取り入れている。これは比較的重い(それでも同クラスの機種に比べると軽量だが…)機体を軽快に機動させるためで、R-101でも行われている機体表面の気流制御と同時に従来の戦闘機のようなスタビライザーによる空力制御も併用している。重量増大を回避する為、ベクターノズルは用いられていないが、低速/高仰角および超高空での制御を目的としたRCS(反動制御装置)を有する。
搭載エンジンもニューコム製のもので、可変バイパス機能を有するターボファンジェットエンジンを2基装備し、バイパス比を変更可能とすることでR‐101では見送られた超音速巡航能力を持つ。
操縦装置・機体制御はENSI規格による標準的なコフィンシステムを持ち、これもR-101との共通化を図ることで機種互換性を容易とした。視覚装置も同じものだが、夜間攻撃/レーザー誘導用の航法・ターゲッティング装置を最初から装備している。
固定武装として20oガトリング砲を標準装備するが、胴体右側の砲架は互換性があり、他に30oガトリング砲ないし試作段階だが高出力レーザーガンを装備することも出来る。外部兵装用ハードポイントは主翼下に片側3ヶ所と、胴体側面のコンフォーマル・ステーション2ヶ所を有し、主翼下には通常のパイロンを介して各種対空/対地兵器を搭載。胴体側面にコンフォーマルタンクを装備可能で、この場合タンク側面3ヶ所のハードポイントに爆弾等を搭載出来る。
そうとう以前に作った、「エースコンバット3・エレクトロスフィア」に登場する戦闘機・R-103デルフィナス3。
スケールは1/72で、今にして思えば1/120で統一しておけば良かった(無駄にデカい)。プラ板とパテの塊りで、特にポリパテを使って三次曲面を作っているので、とっても重い。着陸脚は真鍮/アルミ製で、要するに大きく作ると補強が大変と判った作品かも。
しかも造りがけっこう大味な感じなので、機会をみて再度とり組んでみたいところです。