XR-900 Geopelia

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 2031年のゼネラルリソース内部抗争表面化によって多数の技術者がニューコムに移籍するという事態が起こったが、その際にGRにて研究・開発中であった計画の幾つかもニューコム側に流出する結果となった。本項のXR−900・コードネーム「ジオペリア」もそうした経緯から作られた機体であり、ゼネラルリソース製高機動実験機X−49ナイトレーベンのニューコムによる翻案とも言える。

 ニューコムによる改設計の際に盛り込まれたのは、@機体構造の合理化、A翼形状の変更による空力性能の向上、B無人戦術戦闘システム搭載によるUAV化の3点で、特に原型機とも言えるX-49の時点でその機動性が搭乗者に及ぼす影響は既に殺人的と呼んで差し支えないレベルであったことから、自律戦闘システムの搭載は必須とも言えた。

 ほぼ実用化の域に到達していたニューコム製航空戦闘AIは、一説によるとグランダーIGが開発研究していた戦術戦闘システム「Z.O.E.」がその基幹として流用されているとも言われており、有人機にも匹敵する優れた状況判断能力および空戦技能を備え、外部からの支援無しでも高度な戦術任務に対応する能力を持つ。データリンクによる集団戦闘にも対応しており、事実上これが投入される戦域全てを無人化することが可能とされる。

XR-900 Geopelia
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 戦術AIは機体中央部にポッド形式で搭載されるが、8〜10機程度作られた先行生産型ではバックアップ用コクピットも併設されている。機体の概要は基幹となったX−49ナイトレーベンに似るが、主翼形状は大幅に変更されており翼面上のドライブ装置も異なる。また補機/巡航用および発電用ターボジェットエンジンは単発とされていること(ノズルは2基となっているが)、ニューコム製の小型軽量化されたイーオンドライブを搭載し、機体構造も合理化されているため最大離陸重量でも約30tと、ナイトレーベンの8割程度に抑えられていることから、その運動性能に於いてもX−49を大きく凌駕しているとされる。

 固定武装は機首部に搭載されたレーザー機関砲1門のみ、下主翼にはハードポイント片側3ヶ所を有し対空・対地兵装を装備できる他、軌道衛星レーザー用のデータリンクも可能である。

XR-900 Geopelia

ゲーム「エースコンバット3 エレクトロスフィア」に登場する架空戦闘機XR-900 ジオペリアを作りました。別頁のナイトレーベン他と同スケールです。

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