ディーンドライヴ・インターセプター
バンディッド 1‐3/ブラックマンタ3号機

Black Manta & Dummy

 在日米軍/航空自衛軍の園原基地周辺で目撃されることから「エリア・ソノハラのフーファイター」の異名も持つ高高度要撃戦闘機が本機体、コードネーム“ブラックマンタ”である。1970年代からその開発が始まっていたとされ、「墜落したエイリアンの飛行物体が搭載していたコアを基幹としている」との言説が示すように、パワープラントとして高出力のターボジェットエンジンに加えて反重力/慣性制御機関であるディーン・ドライブを持つ。

 目撃事例にある「オレンジ色の光条を曳き航空機ではあり得ない機動を行なっていた」のは、ディーンドライブと機体各所に分散配置される重力制御環の動作状態で、諸元はおろか機体の存在そのものが公式には秘匿されているため詳細は不明であるものの、高度5万m以上でも極めて高い機動性と高速性を本機体にもたらしていたとされる。

Black-Manta

 搭載するディーンドライブが、実際のところ作動原理すら完全には判っていない動力機構であったことに加え、その制御/ひいては機体の操縦そのものにも特殊な神経処理を行なったパイロットを要するなど、本機体を含めたウェポンシステムの運用には極めて膨大なリソースが要求された反面、稼働状況はとても安定的と言えるようなレベルには無く、そのうえでレンジ・ペイロードに関しても制約の多い機体であったことには違いないため、実際の要撃戦闘では高高度用にロケットモーターを併せ持つ無人インターセプター(“ダミー”と称された)とAAMを多数搭載したBVR支援機(同、“ミサイルキャリア”)の帯同を必要とした。

Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black Manta
Black Manta

 秋山瑞人氏の小説「イリヤの空、UFOの夏」に登場する架空戦闘機・ブラックマンタです。

 OVA化された際にメカニックデザイナー/イラストレーターの佐山善則氏によってデザインされたものですが、後退翼と前進翼が組み合わさった独特の形状を最初に見た時からいつか作ってみたい、と思っていたものの気が付いたら10年くらい経ってました。

 「シルエットが何となくそれっぽい」程度にしか似ていないのは、それとは関係ないですけど。1/100スケールで全長200mmほど。

Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta

 兵装は機外搭載式としていますが(ハードポイント8ヶ所)、常にミサイルキャリアが帯同しているので懸吊しているのは自衛用のAAM4基のみ。

↓着陸脚は収納/展開状態のコンバーチブルとしてあります。

Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta
Black-Manta