制空戦闘艇 Veseld(τ)(ベゼルト) DSD2/D-601

Veseld(τ) DSD2/D-601

 固体の地表を喪失して膨化し、それまでの15倍以上の表面積となった地球上の広大な空域に於いて劈塔(パイル)防衛用の戦闘艇には速度/航続力いずれでも優れた性能が要求される。また、破壊不可能な物理的性質の基幹を持ち、ために軍事施設にも使用されるパイルだがそのサイズには一定の制限があるため、そこに配備される機体は可能な限り小型であることが望ましい。

 口径1.2mの主機ガスタービン+DSWM型電磁推進器をパワープラントとする本級DSD2は船体長20m超、単発/単座ではあるものの長距離航行および長躯侵攻能力と強度電子戦環境下での多重層データリンク機能を持つため戦闘艦にカテゴライズされている。
 高速で侵攻し長距離での砲戦を主とした戦術を取るため船体は極めて小型で余分な容積を徹底的に削ぎ落としており殆どの航行用/戦闘用艤装は船首部分に集中配置されている。コクピット・シェルは脱出ポッドを兼ねる独立式で、直下の船体内には小スペースだがキャビンも設置されている。
 湾曲した主翼は翼内のQ.E.L.T.回路を電気的に制御することで船体の方向と関係なく任意の方向に揚力を発生させるための形状で、他の外洋艦と同様に北緯/南緯33°まで拡がる定常磁界斥力帯の効果範囲外領域では空力的に揚力を発生させるため一般的な翼断面形を持つ。

Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601

 固定装備として近接防御用の口径25oレーザー機関砲2門を旋回式砲塔に搭載しており、胴体下部には各種外部兵装をハンドリングする伸縮式の武装腕を2基持つ。
 またセンターライン後部には増加装備用のアタッチメントがあり、巡航用の増設翼や高出力兵装用の補助エンジン、ブースターなどを連結可能。
 主兵装は全て主翼下合計6ヶ所のハードポイントに懸吊されるが、主として長距離砲戦を目的とするため、主兵装・88mm/145口径電磁投射砲+射撃管制装置がほぼ固定化している。電磁投射砲は右主翼下の砲架に懸吊されているが、砲尾に慣性制御式駐退機/緩衝機を持つため機軸から偏向した射撃も可能(射角は30°)。左主翼のリング状パーツを持つユニットが射撃管制装置。
 またD-450シリーズから実用化された射出式ブレードも装備可能だが、補助兵装として1〜2本に留めているケースが多い。

Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601
 主機は胴体後部・エアインテイク後端のリングに露出する形で接続されているがこれは省積化と同時にエンジンの交換を容易とするための措置(巨大なパドル型ベクターノズル様のパーツが電磁推進器本体で、前半分はこれに電力を供給するためのガスタービン/オルタネータである)。
 その下方、センターライン後部には増加装備用のアタッチメントがあり、巡航用の増設翼や高出力兵装用の補助エンジン、ブースターなどを連結可能。
 左主翼下、鋸歯状のエッジを持つレール型パイロンは投擲用ブレード射出器。
Veseld(τ) DSD2/D-601

艦種別:Assault Aerial WarCraft/制空戦闘艇
型式名:Veseld(τ) DSD2/DSD型制空戦闘艇2型   ハルナンバー:D-601〜D-677、ブラックアウト・ブロックスを除く55隻
主要諸元:全長23.0m、全幅11.3m(左右主翼の兵装を含む)、全高5.3m、標準戦闘重量41.5t。

 オリジナルの架空戦闘機ガレージキットを作ろう……と思ったのですが、他とはちょっと違う系統の物が作りたくなったので一部に船っぽい記号を取り入れて造形してみた物です。カテゴリーも「制空戦闘艇」ということにしました。

Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601

 戦闘艇なので、旋回砲塔も付きます。これが載ってるユニット自体が艦首みたいなシルエット。

Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601

 エンジンが外れる構造ですが、エンジン自体が剥き出しの状態。エアインテーク後端のリングに挿さっているような構造を考えました。

Veseld(τ) DSD2/D-601
Veseld(τ) DSD2/D-601