2026-05-04

さっぽろモデラーズフェスタ

啓開/嚮導機 Σignal DDSV

 5月10日(日)に行われる模型の合同展示会「さっぽろモデラーズフェスタ」に参加する予定です。
 「イグルーシカ」は今回4人参加です。

 会場である札幌市民交流プラザ1階のSCARTSモールは施設エントランスを入ってすぐ、明るく広い空間で模型も見易い良環境と思います。
 詳細は下記のとおり。

 ■ イベント名:さっぽろモデラーズフェスタ
 ■ 開催場所 :北海道札幌市中央区北1条西1丁目/札幌市民交流プラザ SCARTSモールA・B
 ■ 開催日時 :2026年5月10日 日曜日、午前11時~午後5時
 ■ 入場料金 :無料
 ■ 展示内容 :札幌市・近郊のモデラーを中心とした合同作品展です。
         スケールモデル/キャラクターモデルその他多肢にわたります。


2026-03-14

超光速航路啓開/嚮導機 Σignal DDSV、DDZM

啓開/嚮導機 Σignal DDSV

 2023年に造形したオリジナルの宇宙戦闘機(厳密には戦闘機ではなくて、航路障害を排除する船外作業機、という設定)ですが、作品ページを追加・更新。べつにさぼっていたわけではなく。

 いや、さぼっていたのですが実際。
 しかし、下でも書いてありますが、例えば、架空ジェット戦闘機の造形であれば、現実の戦闘用航空機が存在するのだから、それに基づいて/あるいはそこから変容させつつ、前提となる共通理解はすでに得られているわけです。その形、基本的なメカニズム。詳しい方であれば、航空力学的な背景も。

 それに対して、「宇宙戦闘機」であれば、どうか。
 たぶん、「このメカニズムは、こういった構造、機能を有し、このような運用が為されるのである」などといった最低限の説明は必要であろうし、造形するうえでも、「このマシーンは、どんな機能を持つのか」といった要素は都度語る必要があるのかな、などと思っていたのですが。

 ……ということで、だいぶ更新が遅れたのは、以上のようなことを考えていたわけではなく。
 ただ単にさぼっていただけです。


 それぞれ、「航路啓開/嚮導機」というマシーンが、どんな構造を持ち、いかなる機能で何を行うものなのか。造形の基幹となる背景を骨子とした短編小説+模型それ自体のかんたんな解説、という内容です。

啓開/嚮導機 Σignal
恒星間空域用超光速航路啓開/嚮導機・50音順用語集


 基本的には、先月noteに投稿したものに準じますが、サイトに載せるにあたって一部改稿しました。
 ……というか。「ルビが簡単に振れるぞ、やったー」などとnoteを使い始めてみたものの。文芸サイトなのに、あまりにも生成AIに対して前のめりのWebサービスになっているような気がしてドン引いている、ってのもあります、現在。
 たしかに、便利な発信媒体なのでしょう。しかし、どうも、ぼくには合わないみたいです。


2026-02-11

noteを始めてみたのだけど


 書きものをしてみたかったので、「note」を始めてみました。模型の実作業ができない時期が少しあったので代わりに、ということもあったのですが、そもそも文芸プラットフォーム(だと思う)であるところのnoteで模型をコンテンツにするには、どうすれば?というのは、じつのところ以前から考えていて。

 で、とりあえず書いてみたのが、以前このWebサイトにも記載した「FRX00」の製作記。模型の完成写真とか、具体的な工作方法・過程などはとりあえず置いて、「なぜそのような形にしたのか、造形したのか」ということに焦点を当ててあります。考えとか、その根拠とか。そういう内容を記述したつもり(以前作った小冊子の内容とほぼ同じ。増補版みたいなものです)。


 あとは、以前ワンフェスほかで販売用に造形したオリジナルの宇宙戦闘機2種(正確には、航路啓開/嚮導機という、船外作業機の一種ですが)。こちらに関しては、既存の航空機的な「説明しなくてもいい既知の前提」がまったく存在しないため、ではどうすればいいか?と考えて、それぞれ短編小説として、その構造とか運用を読み取れるよう書き記してみました。
 それぞれ、「翆鴒」と「炷鶏」、中編小説の前後編になっています。あと、用語集

 以前からのこのWebサイトのフォーマットに則れば、模型を使用した特撮+小説本編、みたいな構成が思い浮かんだのですが。超光速で飛ぶ宇宙戦闘機の高速戦闘とは、如何なる絵面なのか。そもそも、それを具体的に想像することは可能なのか?原則として、まったくの無音で、光も光景も、地上やその上空なんかとは根本的に異なる宇宙戦闘ですら、ぼくらの想像の埒外にあるのに?まして、超空間で、光速の数十万倍(てきとうに書いてたら、計算したところ、そういうスペックになった)の高速戦闘。…具体的に想像できるわけがない。

 …というわけで、絵面に関する記述はほぼ皆無。「視覚に依拠しない描写」「ことばで記述だけ」という内容にしてみた次第。文芸のnoteには適しているかな?という考えもあったり。模型の写真が最後段という構成も、そうした意図です。読んでいただけると幸い。それぞれ、7000文字程度。全文無料で読めます。

 あと、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の「強襲揚陸艦ソドン」。フルスクラッチビルドの製作記です。


2025-12-28

FRX-00/FFR-41MR メイヴ・雪風(その2)

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 OVA「戦闘妖精雪風」の戦術戦闘電子偵察機FRX-00/FFR-41MR メイヴ・雪風です。

 1年前の状態と変わらないではないか、という話もあるのですが、原型パーツをシリコンゴム型にてレジンキャスト複製したパーツを組みつつさらにディテールアップ、2機目をFRX-00/B-3の原型機であるFRX-99として組んで現在写真のような状態。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 いちおう繰り返すと、設定の形状そのものではなく、むしろ初期稿を参考にしつつ自分なりに高速戦術偵察機としてアレンジを行なって造形したものです。1/100スケールで、全長180㎜ほど。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑レジンパーツを組んでいくのですが、自家用キットなので組み立てに際してパーツ自体の加工も必要……などと書いても、僕しか組まないのでそれはどうでもよいことです。所どころ気泡が凄かったりそもそも形状が作られていなかったり、あるいはディテールが埋まっていたり……。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑↓ライフカプセル(コクピット)はインテリア・前後席とそれぞれのコンソール、基部となるフレームなど含めて1パーツとして複製(前後席はシートベルトも一体で成形してあるので、パイロットを乗せる場合は削り落とす方式)。
 シリコン型は速攻でいかれますが、そもそも少数製造なので問題はないのです。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑可動軸は1㎜径ステンレス線、軸受けにはバンダイ製プラモデルのKPSランナー(摩耗しづらい)を所定の径に削って埋め込んであります。ただしこのKPS・強化プラスチックという意味らしいですが、これはKPS同士で可動部を組んだ場合に摩耗しづらいのであって、KPS/ステンレス軸の組み合わせでは然程の効果はありません(場合によっては軸受け側の定期的な交換が必要になることもある)。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑主翼のハードポイントも旋回軸を仕込んであります(下記)。
 懸吊ミサイルには0.5㎜径ステンレス線を仕込んで、ランチャーに挿し込む方式。これはいつもの工作と同様↓。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール



FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 で、なんでハードポイントに旋回軸を設けているのかというと、前進翼→後退翼に裏返す際にそのままではウェポンが当然後ろに向いてしまうからで(Operation-4の地球行、日本海軍の空母戦闘群に向けて急加速するシーンでは、じっさいに懸吊AAM-Ⅲは後ろ向きのままで、その後「どうやって前方に投射したのか?」ってのは、今に至るまで謎のままだったりする)。
 重箱の隅をつつくような見苦しい真似はやめろ。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 主翼をこの向きで裏返しながら、じっさいには同時に急激な機首上げ(主翼は進行方向に正対したまま)→機首方位が180°後ろに向いた時点で後退角になった主翼をロックし、残り半回転するクルビット機動を行なって前進翼→後退翼となる。写真ではハードポイントも同時に旋回しているが、機速が速い場合にはクルビット後半の、充分に機速が減じた時点でウェポンの向きを変える。
 後退角の高速形態から前進翼に戻す場合は、逆に(つまりOVA版と同じく)機首を急速に落とす前転の機動を行なう。機動の前半では主翼は進行方向に正対したままというのも同じ。

 いずれの機動でも機速は急激に低下するはずだけど、それでもいきなり風圧に対して主翼だけ立てるようなことをすれば、主翼がもげてしまう。
 ……などということを考えながら造形しています。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑主翼の旋回方向を公式のそれと違えてあるのは、搭載するウェポンと主翼が干渉してしまうためで、写真では内翼側に懸吊した大型のミサイルAAM-Ⅶ尾部のフィンを逃がすため、主翼前縁付け根に切り欠きが設けられているのが判ると思う。
 ……まるで最初っから全て考えて造形した、みたいな書き方だけども、ある程度は現物合わせ的ではある。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑戦術戦闘偵察機FRX-00、機首レドーム内の全方位パルスドップラーレーダーを最大出力照射しつつ超高空を高速で航過する機動の際は、たぶんこんな形態。ライフカプセルは後退位置にあってレーダー波(のサイドローブ)から乗員を保護し、主翼は後退翼に返して上反位置で垂直安定板として機能させる(レーダーの邪魔にならないように、という意味もある)。
 雪風は偵察機であり、特段の理由が無ければ交戦は避け大推力/高速を生かして逃げ帰る。そのように原作には書かれているし、この形態からライフカプセルを機首内部にロックし(許容荷重倍数はその状態で9G+となる)主翼は前進角に返して、さらにはある程度の運動エネルギーを捨て……というのは、基本的には何らかの手違いがあった場合のみ。
 ……などということは、OVA中ではまったく描かれていないのだけれども(なんなら、あんまり「偵察」してなかったなぁ……)。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 空中給油リセプタクルは後工作で開/閉コンバーチブルに。
 作中では背部のパネルが開いて謎のプローブが立ち上がり、しかし機能的にはタンカーのドローグ(という名前のじっさいにはフライングブーム)がそこに挿し込まれる、という描写がされていたものの。
 もうふつうのリセプタクルでいいじゃん、という解釈&造形。

※ちなみに、原作小説の記述によれば、FAF戦術機はドローグ&プローブ式と思われる。表紙イラストにはしかし何故かリセプタクルのマーキングがあるのだ。ここでも重箱の隅みたいだけど、造形ってのはそういう趣味なのだ(ちがうか……)。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑リセプタクルとしたのは、このFRXでは設定と違いエンジン2基を(間隔空けずに)並列としているからでもある。胴体内には殆んどスペースが無いので、プローブの展開・収容を行うだけの余剰が無い。
 ↓フライングブームと接続時は、こんな角度。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール



FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑↓ライフカプセルはパイロットON/OFFの他にキャノピーが開いた状態も作りたいので、さらに改造。開いたキャノピー側の枠はプラ板で新造。これも他のカプセルと同様に、塗装の段を考えてカプセル本体/インテリア/パイロットおよび透明PET樹脂板からヒートプレスしたキャノピーと、それぞれ分解できるようにしてある。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール



FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ということで、概ね組み上がって細部を追加工作→いったんサフを吹いた状態。
 ↑の側面形、「戦闘妖精雪風・デザイナーズノート」をお持ちの方は48頁の初期稿イラスト・側面図を見ていただければ判るかも知れませんが、僕のOVAメイヴのイメージはあの側面図で、そこを基本に造形しているわけです。(側面図では)主翼もだいぶ小さく見え、従って機体の横幅も小さく前後に長い機体という印象。
 結果、公式の設定とはだいぶ異なるシルエットになっていますが、繰り返しますが僕の当初からのイメージはこんな機体です。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール



FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑地球大気用主翼、もとい戦術装備用拡張主翼。
 より大面積で、すなわちペイロードを増強できる換装主翼(という位置付け)。戦闘偵察機である雪風では通常使用されない(という解釈)。偵察機の主眼は何にも増して高速性能/超音速巡航能力であるため。


FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 せっかくだから同スケールのEXモデル、すなわち公式のデザインと比較。
 ↑は通常主翼。公式のに比べてかなり前後に長いシルエットですが、本来高速機というのはこういうものだ、というイメージに基づくものでもありますし、単純に好みというのもある。

 ↓は戦術装備用拡張主翼。この形態で、公式のそれに近い縦横比になるよう造形しました(それでもやや前後に長いバランスだけど)。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑主翼を後退角にして上反位置とした高速形態、EXモデルと比較。
 Operation-4での形態は、ちょっと収まりが良くないかな?とは以前から思っていて(しかも、どうやってミサイルを撃っているのか、そもそもミサイル懸吊したまま主翼は旋回できるのか?などなど)、その辺を解消しつつ高速形態でもバランスが良くなるよう造形した、という趣旨もあります。

 単なる趣味・嗜好のちがい。そういう言い方もできるのですけどね……。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 レジンキャスト複製して自家用キットとしたのは、もちろんバリエーションを作るためでもあるのですが、とりあえずFRX-99「レイフ」(この「レイフ」が機体名・すなわちペットネームであるのか、それとも原作にあるような個体名なのか、議論の余地がある。通常、正式採用前の機体に名称が付くことは無いからだ。……というのは、ここでは置いて)

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 ↑写真上から、本来のFAF次期主力無人戦闘機としてのFRX-99用ブレインポッド/テスト機用ブレインパーツ。

 オリジンのFRX-00/99のデザインはあくまでも作劇上の要請に基づいた「ヒトを乗せた閉鎖環境たるカプセルと、それが取り除かれた無人機感」ではあるのだけれども、
 しかし作中において(グノー大佐の言及によって)ライフカプセルは本来意図しなかった夾雑物であることが言及されており、なおかつハンマーヘッドの存在によってFRXという戦闘用航空機のコンセプトは何となく透けて見えつつ、でもしかし、あの3機は所詮急造されたイレギュラーな存在に過ぎない。
 で、TX-1あるいは白黒カラーのレイフも、ただの試作機・テスト機に過ぎない。

 では本来の、フェアリイの次期主力戦術戦闘機であるところのFRX-99の姿は、明示されていない。 ……というのが、この造形の眼目です。
 シルエットはメイヴと相似でありつつ、ブレインポッド内部には各種の戦術装備・レーザー砲架を含むそれらが内蔵されている↓。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 いずれのポッドも、追加のプラ板工作で作ったワンオフ。テスト機用のブレインパーツは、基本的には公式のデザインに準じています。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール
FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール

 というわけで、いまのところ2機同時進行中です。フリップナイト他、バリエーションは幾つかあるので、さらに数機は複製して組む予定。気長に進めていきます。

 ところで、冒頭の写真はメイヴ用ESMセンサーブレード付きTARPS。その辺から、次回。

FFR-41MR メイヴ雪風・1/100スケール